会社概要

平成元年私がこの業界に飛び込み、三十数年が経とうとしています。
この業界に入った頃は、いわゆるバブルの全盛期も過ぎる頃、今日ではありえない様な、まさに尋常ではない取引が行われ、神話の様な不動産価値を信じ、 住むためでも、利用するためでもなく値上がりを見込んだ投資が盛んに行われ、買った土地やマンションを担保にして、より大きなお金で次の投資、 土地やマンションを買い漁る、そんな時代がありました・・・。

戦後の復興、高度経済成長、そしてバブルへと突入し、バブル崩壊・・・。 その後もリーマンショッックなど、様々な時代の変化を経て、消費者の不動産に対する考え方もかわり、お客様の家探しのお手伝いをさせていただく中で、 本質的なサービスを求める時代になったと強く感じます。

私も、リゾート開発・大規模分譲の開発から仲介業まで、不動産全般の多方面に渡りこの業界で働き、企業の側の倫理で、不動産業を行って来た時代もあり ました。そんな中で、今のアートハウジング立ち上げへの、転機になったのは、相模原市内で、地元に密着した企業で長年勤めた事が大きく影響しています。

当然の事ですが、故郷を大切にし、地元で新居を探される方が非常に多い。市・町より小さい単位で、細部に渡って熟知しなければお伝え出来ない情報が 沢山あります。この地域に根ざしているからこそ出来る提案の大切さを、痛感致しました。その中で本当の意味でこれから先何十年と住まわれる、大切な住まいを御提案するのに一番大切な事は何か・・。それを常に自問自答してきました。

売りたい土地もあれば、紹介したい物件もある程度決まっていたりするのも、企業側の本音です。
そこに、お客様への不動産の本質的なサービスと、企業側のマーケティングとはズレがあるのも確かなのです。

お客様の真の満足とは何か、、、それは、かならずしも新築を建築する事でも、より便利なところに住む事でもなく、ひとつの御家族にひとつしかない、家族の暮らしにあった心のこもった御提案をする事です。住まうという本質は、何十年と暮らす、街・人・自然・環境そして御家族全てを考えて提案する、居心地の良さではないでしょうか。実に簡単で当たり前のようで、これは、企業の中にいると中々難しい事でもあります。本来の、住まいの本質を提案する事をシンプルにやって行きたい。これがアートハウジングの原点でもあります。そして生涯変わらないテーマとして、この地域のコンシェルジュとなっていきたいと思っております。

結婚し、家族が増え、一生で一番大きな買物をする。これは大きな夢でもありますが、同時に、何十年と住宅ローンを組んだり、その土地に何十年と住む人生を左右する大変な決断でもあります。

その大きな決断を、お客様の目線に立って、常に情熱を持って取り組みたい。これからの時代は、既成概念にとらわれず、シンプルに真の顧客満足を目指す事が、地域に根ざし存続していける企業であると確信し、 今後とも邁進して参ります。